濃度のキャリブレートが行われたプリンターのキャリブレーターヘルプ

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キャリブレーター

Fiery搭載プレスおよびプリンターには異なるタイプがあります。レーザーまたはインクジェット、モノクロまたはCMYKまたは拡張色域、特殊インクの有無などです。キャリブレーターは、各テクノロジーのさまざまなキャリブレーションニーズに対応できるように設計されています。

Command WorkStation Fiery Color Profiler Suiteは、システムに最適なバージョンのキャリブレーターを自動的に起動します。キャリブレーターは、接続しているFiery serverに合わせて自動的に設定されます。すべてのプレスにすべての機能が必要なわけではありません。たとえば、ほとんどのレーザープリンターでは、個々のインク/トナーの量を制限する必要はありませんが、インクジェットプレスではそれが必要になります。さまざまな素材によるインクの吸収がトナーよりもインクによって大きく異なることが多いからです。

ほとんどのFiery搭載モノクロおよびCMYKプレスは、濃度測定値を使用してキャリブレートされます。CMYK+は通常、L*a*b*測定値を使用してキャリブレートされます。

キャリブレーターを使用すると、Fiery serverで新しいキャリブレーション設定を作成するか、既存のキャリブレーション設定をアップデートできます。

Command WorkStationのキャリブレーターと同様に、キャリブレーターでは、新しいキャリブレーション設定を作成したり、既存の設定の再キャリブレートを行ったりすることができ、Command WorkStationで使用できないさまざまな測定器に対応しています。

キャリブレーターの主な機能は次の2つです。
  • 再キャリブレート - 新しい測定値でキャリブレーションをアップデートします。多くのプリンターの出力は継時的に変化します。Fiery serverでこのような変動を補正するには、補正テーブルを新しい測定値でアップデートする必要があります。
  • キャリブレーションの作成 - 新しいキャリブレーションを作成します。Fiery Color Profiler Suiteがインストールおよびライセンスされている場合は、新しいプロファイルを作成できます。このタスクが必要になるのは、特定の印刷条件(トナーセット、ハーフトーン、用紙などの組み合わせ)の場合に既存のキャリブレーションで容認できる出力が得られない場合です。たとえば、グラデーションやトナーの付着が悪いといった場合です。カラー管理で正確なカラーを実現するため、多くの場合、新しいキャリブレーションでは新しいプロファイルが必要です。
ウィンドウの左下にある2つのアイコンから、2つの管理機能にアクセスできます。これらの設定は、個々のFiery serverに固有のもので、それぞれのサーバーに保存されます。次の機能はすべてのユーザーに影響を及ぼすので、Command WorkStationからFieryシステム管理者としてログインした場合にのみ使用できます。
  • キャリブレーター設定 - 個々のプリンターの環境設定に使用します。ここでは、一部のプリンターモデルで使用可能なキャリブレーション前およびキャリブレーション後の設定を指定できます。また、すべてのモデルでは、システム管理者が指定した時間内に適用可能なキャリブレーションが再キャリブレートされていない場合に、警告を表示したり、さらにはジョブの印刷を防止したりすることもできます。
  • キャリブレーションマネージャー - Fiery serverで使用可能なキャリブレーションを表示するために使用されます。最近アップデートされた測定値やプロパティが表示されます。ユーザーが追加したキャリブレーションは削除でき、その名前も変更できます。
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